結婚式の思い出を写真としてキレイに残したくても、式の当日が思っていた以上に忙しく、ゆっくりと写真撮影をする時間がないこともあります。「すてきな表情をたくさん残したい」「自分の好きな衣装をたくさん着たい」と思っていても、予算や時間の都合上、諦めざるを得ない方も少なくありません。
そうした方におすすめなのが、結婚式とは別日の「前撮り」。前撮りを行うことで、素敵なドレスや和装で写真撮影に特化した時間を楽しみつつ、挙式・当日はゲストへのおもてなしや進行に集中できます。
そこで今回は、前撮りが人気の理由のほか、プラン内容や平均費用、準備から納品までの流れ、人気な季節や時期などについて詳しく解説します。
【目次】
結婚式の「前撮り」とは？「フォトウェディング」との違いは？
まずは、間違えられやすい「前撮り」と「フォトウェディング」について、違いを見ていきましょう。
結婚式の「前撮り」とは
「前撮り」とは、結婚式を挙げる日よりも前にウェディングドレスや着物を着て、写真撮影を行うことです。「別撮り」とも呼ばれます。
その他には、結婚式後に写真撮影をする「後撮り」もあります。撮影のタイミングが違うだけで、行うことは前撮りと変わりません。
「フォトウェディング」とは
フォトウェディング（フォト婚）とは、結婚式や披露宴を行わない「写真撮影だけの結婚式」のことです。フォトウェディングは新郎新婦の二人だけでなく、親や親族と一緒に撮影したり、撮影後に食事会をしたりすることもできます。
フォトウェディングについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。
2つの違い
前撮りとフォトウェディングの大きな違いは、結婚式をする予定があるかどうか、という点にあります。どちらも好きな衣装をたくさん着たり、二人の思い出の場所で撮影したりすることができます。
88％のカップルが「前撮り」を選んだ理由とは？
「ハナユメ」が行ったアンケート調査によると、結婚式をするカップルのうち88.0%が前撮りを実施しているようです。ここでは、前撮りが多くのカップルから選ばれる理由について説明します。
出典： ハナユメ「結婚式の前撮りはしないと後悔する？先輩花嫁のリアル口コミ紹介」理想の写真をゆっくり撮れるから
家族や親族と一緒に写真を撮ろうとしても、結婚式当日は忙しくて写真を撮るタイミングがないかもしれません。撮影したいポーズやシチュエーションをすべて叶えるには、十分な時間とゆとりのある進行が必要です。
写真撮影の希望がたくさんある方は、前撮りをするのがおすすめです。前撮りのほうが時間に余裕があるので、満足のできる美しい写真を残せるでしょう。
結婚式で着られなかった衣装で幸せな姿が残せるから
結婚式を挙げるにあたって、和装と洋装とで迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。しかし、ウェディングドレス、カラードレス、白無垢、色打掛など、希望するすべての衣装を結婚式当日に着るのは、時間的にも予算的にも難しいケースが多いものです。
前撮りであれば、「結婚式とは違う衣装が着たい」という希望も無理なく叶えられます。ゲストの目を気にする必要がないので、思い切ったデザインの衣装にもチャレンジしやすいでしょう。
式場以外の思い出の場所で撮影できるから
「式場以外にも、二人の思い出の場所で撮影をしたい」と希望するカップルは少なくありません。
前撮りであれば、初めてデートをした思い出の地、ロマンチックな海辺、桜や紅葉が美しい神社など、自分たちの好きな場所で撮影できます。結婚式場での写真とはまた違った、自分たちらしい写真を残せるでしょう。
いろいろな場面で活用できるから
前撮りで撮影した写真は、ゲストへの招待状や年賀状、結婚式当日のウェルカムボードにも使えます。撮影データを活用して、披露宴用のムービーやアルバムを作ることも可能です。
前撮りの関連オプションについては、下記のページをぜひご覧ください。
【前撮り】プランの内容や平均費用
「結婚式当日の写真だけで十分」と思っていた方も、前撮りのメリットを知るうちに、興味がわいてきたのではないでしょうか。
ここでは、前撮りのプラン内容や平均費用をチェックしていきましょう。
プランの内容
前撮りの一般的なプランの内容は以下のとおりです。
- 撮影
- データ
- 衣装
- 着付け＆ヘアメイク
- ロケ地
- 小物一式
- その他オプション（アルバム作成など）
基本のプランにオプションを追加するほど、費用がかかります。特に、スタジオ撮影とロケーション撮影のどちらにするのか、衣装はいくつ着られるのか、といった点がポイントです。「着たい衣装が思ったよりも高額であることを、衣装合わせの時に初めて知った……」といったケースもあるため注意が必要です。
また、撮影のカット数やデータの受け取り方、アルバム作成の有無なども料金に関わってきます。設定した予算を超えないように気を付けながら、追加料金を調整する必要があるでしょう。
平均費用
株式会社リクルートが運営するブライダル総研の調査では、スタジオ撮影の平均費用は17万8,000円、ロケーション撮影の平均費用は18万1,000円という結果が出ています。スタジオ撮影はフォトスタジオ内で撮影すること、ロケーション撮影は公園や庭園、神社、チャペルなどの施設、海辺などの屋外で撮影することを指します。
希望するプランや追加するオプションにもよりますが、基本的にはスタジオ撮影よりもロケーション撮影のほうが費用は高めになると考えてください。
前撮りはいつ行う？準備から納品までの流れを確認
前撮りの写真を結婚式のウェルカムボードに使うなら、早めに撮影の時期を決めておきたいところです。前撮りのおおまかな流れを知って、いつ頃までに予約を済ませておくべきなのかを考えておきましょう。
準備から撮影当日
前撮りを検討する時期から撮影当日までは、およそ2～3ヵ月となります。
① 問い合わせ
撮影を依頼するフォトスタジオを決める段階で、1ヵ月程度時間がかかるケースが多いです。問い合わせの際には、希望する内容をすべてこの段階で伝えるのが望ましいでしょう。
② 申し込み
人気のスタジオに依頼する場合や希望のロケ地がある場合は、時間に余裕をもって半年ほど前には予約するようにしましょう。屋外での撮影は天候にも左右されるため、予備日を設定するという意味でも、早めの申し込みがおすすめです。
③ 衣装合わせ
撮影とは別の日に、衣装合わせを行います。混雑を避けたいなら、土日祝日よりも平日を選びましょう。
撮影当日
前撮りの当日は、以下のような流れで撮影が進みます。
- 来店・予約内容確認：所要時間10分程度
- 着替え・ヘアメイク：所要時間1.5～2時間程度
- 撮影場所へ移動（ロケーション撮影の場合）
- 撮影：所要時間1時間程度
- スタジオに戻る（ロケーション撮影の場合）
- 着替え：所要時間0.5～1時間程度
- 写真の選定：所要時間1時間程度
基本的には、フォトグラファー、ヘアメイクアーティスト、アテンドにおまかせして問題ありません。撮影に関する要望がある方や気になる点がある方は、撮影日よりも前に確認しておくのが望ましいでしょう。
納期の確認
前撮りの時期を決めるにあたって重要となるのが、写真データやアルバムの納期です。フォトスタジオにもよりますが、写真データには2～3週間、アルバム作成には2～3ヵ月程度かかると考えておきましょう。
結婚式の当日にアルバムを活用したい方は、前撮りのタイミングを式の3ヵ月以上前に設定すると安心です。ただし、フォトスタジオごとに納期の設定が異なるため、プランを申し込む前に必ず詳細を確認しておきましょう。
前撮りの予約前に、人気の季節・時期も知っておきたい
希望の時期を決めたとしても、スケジュールに空きがなくて前撮りを申し込めないケースもあります。前撮りの予約を取る際には、人気の季節や時期をあらかじめ把握しておきましょう。
季節感あふれる、春や秋は特に人気
桜が咲き誇る春や紅葉が色鮮やかな秋には、多くのカップルが前撮りを行います。気候が良い季節であるため、屋外で撮影する際にも過ごしやすい時期です。その分だけ競争率の高いシーズンであるため、希望する方は早めに日程を確保しましょう。
桜や紅葉のおすすめスポットについては、以下のページをご参照ください。
夏や冬なら、費用を抑えられる可能性も
反対に、夏や冬はフォトスタジオが比較的空いている時期なので、費用を安く抑えられるかもしれません。ただし、真夏や真冬に撮影をするなら、熱中症対策・寒さ対策などを万全にしておくことが大切です。
結婚式の前撮りはラヴィファクトリーにお任せください
結婚式を挙げる多くのカップルが、二人の幸せな瞬間を写真に残すために前撮りを選んでいます。撮影したデータはウェルカムボードや年賀状など、自由に使用可能です。
前撮りに少しでも興味があるなら、希望の時期に予約できるよう、なるべく早めの検討をおすすめします。
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