結婚準備を始めるにあたって知っておきたいのが、実際にかかる費用や準備期間のことです。「結婚式にはいくらかかるの?」「何から準備をしていけば良いの?」など、わからないことだらけの方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、結婚準備にかかるお金や期間、もらえるお金、結婚準備のステップについて詳しく見ていきます。事前にしっかりと理解して、結婚準備をスムーズに進めましょう。
(2024年8月15日更新)
【目次】
結婚準備に必要なお金・期間とは?
プロポーズから結婚式を挙げるまでの平均準備期間は10ヵ月程度です。婚約や結婚式、新婚旅行などイベントのたびに費用が発生します。
結婚のメインのイベントといえば、やはり結婚式です。結婚トレンド調査によると、挙式・披露宴・ウェディングパーティーにかかる合計額の平均は「303.8万円」でした。
そのほか必要な準備としては以下のものがあります。おおまかな目安として参考にしてください。
結婚準備でもらえるお金
結婚準備期間は、2人が一緒になる前の特別な時間です。だからこそ、いつ何をすれば良いのか、何にどれくらいお金がかかるのか事前によく話し合っておきましょう。
お金について事細かに話すのは、気が引けることかもしれません。しかし、パートナーのお金の使い方や話し合いへの積極性を見られる貴重な機会ともいえます。2人の生活がスタートする大切な時期だからこそ、協力して準備を進めてください。
内容 | 結婚式から逆算 | 費用 | 備考 |
---|---|---|---|
婚約指輪の購入 | 約12~6ヵ月前 | 約20~40万円(指輪代) | 注文してから 1ヵ月以上かかることが多い |
両親への挨拶 | 約12~6ヵ月前 | 約3,000~5,000円(両親への手土産代) | |
両家顔合わせ・結納 | 約8~5ヵ月前 | 約7万円(結納なし) 約17万円(結納あり) |
【もらえる】 結婚準備金(結納金)約100~150万円 |
結婚指輪の購入 | 約6~3ヵ月前 | 約30 万円(指輪代) | 注文してから1ヵ月以上かかることが多い |
結婚式の準備 | 約6~3ヵ月前 | ― | |
新居、新婚旅行の手配 | 約4~3ヵ月前 | ― | |
結婚式の前撮り | 約3ヵ月前 | 約5~30万円(撮影代) | 結婚報告、結婚式で使うなら早めに |
会社・友人に結婚報告 | 約3ヵ月前 | 約5~10万円(報告写真撮影代) | 状況に応じて適宜報告する |
入籍 | お日柄の良い日や記念日など | 約3~6万円(入籍写真撮影代) | 希望に応じて |
結婚式当日 | 当日 | 約300万円(会場代、式撮影代、衣装代など) | 【もらえる】 ご祝儀:友人約3万円、上司約3~5万円、親族約3~10万円 |
結婚祝いのお礼 | 約1ヵ月以内 | 結婚祝いの半額~3分の1(内祝い) | |
新婚旅行 | 約1~6ヵ月以内 | 国内:約20~30万円、国外:約40~100万円 | |
新居への引越し | 入籍前~約1ヵ月以内 | 約70~120万円 | 【もらえる】 結婚助成金上限60万円 ※年齢・収入などの制限あり |
結婚準備金(結納金/支度金)
結納金は、男性側の家から女性側の家に贈られる結婚準備金のことです。婿入りの場合は女性側から贈られます。相場は、約100~150万円です。
しかし、100万円よりも少ないケースや結婚準備金を用意しないケースもあり地域ごとに金額も多少異なります。また、結納返しとして半額程度をお返しする場合があること、使い道を両親が決定する場合があることも覚えておきましょう。
結納をせず、顔合わせ・食事会だけをする場合は結納金ではなく支度金と呼ばれます。
結婚式のご祝儀
ご祝儀は結婚式当日に参列者から支払われます。基本の金額は3万円ですが、関係性によって包む金額が変わり、大体の目安としては友人約3万円、上司約3~5万円、親族約3~10万円です。
いただいたご祝儀に対して内祝いなどのお返しは必要ありません。結婚式当日のお食事と引出物が参列者へのお返しとなります。
結婚助成金(結婚新生活支援事業費補助金)
「結婚新生活支援事業費補助金」とは、国から上限60万円が助成される制度です。新居の住居費や引越し費用が対象で、使い道は限定されています。
助成を受けるには、居住地や年収・年齢などの条件をクリアしなくてはなりません。新生活に向けてお金を節約するためにも、自治体の情報をしっかりと確認しておきましょう。
結婚準備の流れ&チェックリスト
ここからは、結婚準備の流れについて、チェックリスト形式で見ていきましょう。
〈1〉婚約指輪の購入
【結婚式の約12~6ヵ月前/費用:約20万円~40万円】
婚約指輪は男性から女性へ贈るものと考えられているので、ほとんどの場合、費用は男性側が負担します。費用は20万円~40万円台が平均的な金額です。
〈2〉両親への挨拶
【結婚式の約12~6ヵ月前/費用:約3,000~5,000円】
2人で結婚を決めたら、できるだけ早めに両親への挨拶を済ませましょう。手土産として、3,000~5,000円程度の品物を持っていくのが一般的です。
〈3〉入籍・結婚式の日取りと式場選び
【結婚式の約12~6ヵ月前】
入籍と結婚式の希望時期を決めてから、式場選びへと進みます。結婚式の平均費用は約300万円、海外リゾートの場合は参列者の数や挙式をするエリアにもよりますが、約80~300万円の費用が必要です。結婚式場を決める際には、前金の有無についても確認しておきましょう。結婚式をしない場合はフォトウェディング、授かり婚の場合はマタニティウェディングという選択肢もあります。
〈4〉両家顔合わせ・結納
【結婚式の約8~5ヵ月前/費用:約7万円(結納なし)約17万円(結納あり)】
両家の顔合わせ・食事会のみのパターン、結納まできちんと行うパターンがあります。なお、顔合わせ食事会にかかる費用の平均は6万6,000円、結納式にかかる費用の平均は16万6,000円です。結婚準備金として結納金・支度金を用意するのか、結納返しをするのかといった点については、お互いの親の意向を聞いて事前に調整しておくとよいでしょう。
〈5〉結婚指輪の購入
【結婚式の約6~3ヵ月前/費用:約30万円】
結婚指輪は、結婚式の指輪交換で使います。注文してから1ヵ月以上かかるケースもあるので、検討する場合には、早めの準備を心がけましょう。
〈6〉結婚式の準備
【結婚式の約6~3ヵ月前】
結婚式当日まで、式場との打ち合わせ、招待状の作成、衣装選びなどの準備が続きます。いつまでに何を進めるべきなのか、しっかりと計画を立てておきましょう。特にオーダーメイドの納期には注意が必要です。なお、ご祝儀の相場は新郎新婦との関係性によって変動します。「3万円×人数」で計算すると大体の金額を予測しやすいでしょう。
〈7〉新居・新婚旅行の手配
【結婚式の約4~3ヵ月前】
新居への引越しや新婚旅行は、結婚準備のなかでも特に出費が大きいイベントです。2人でよく話し合って、決めていきましょう。先述した「結婚新生活支援事業費補助金」の条件を満たしていれば、住居費や引越し費用が助成される場合もあります。お住まいの自治体の情報を調べてみるのも良いでしょう。
〈8〉結婚式の前撮り
【結婚式の約3ヵ月前/費用:約5~30万円】
前撮りにかかる費用は、撮影場所・衣装数・データの渡し方などによって異なります。データの納品に2ヵ月ほどかかることもあるため、結婚報告・結婚式のウェルカムボードなどに使用したい場合は早めに撮影するようにしましょう。
〈9〉会社・友人に結婚報告
【結婚式の約3ヵ月前】
会社や友人にどうやって結婚報告をするか、まずは報告のやり方とタイミングをよく考えましょう。目安としては結婚式の約3ヵ月までに、適宜報告を済ませます。また、はがきやSNSで報告したり、結婚報告用の写真を撮影したりするのもおすすめです。
〈10〉入籍
【お日柄の良い日や記念日など】
入籍のタイミングとしては結婚式より前が多いでしょう。お日柄の良い日や記念日など、タイミングは人それぞれ異なります。婚姻届を提出する際、記念に写真を残しておくのもおすすめです。
〈11〉結婚式当日
【結婚式の当日/費用:約300万円】
いよいよ結婚式当日です。一生に一度の大切な日、主役となる日をおおいに楽しみましょう。
〈12〉 結婚祝いのお礼
【結婚式後約1ヵ月以内/費用:結婚祝いの半額~3分の1(内祝い)】
結婚式に出席していない方から結婚祝いをいただいた場合、お祝い金の半額~3分の1程度の品物を内祝いとしてお返しします。内祝いは、結婚式後1ヵ月以内に贈るのがマナーです。
〈13〉新婚旅行
【結婚式後約1~6ヵ月以内/費用 国内:約20~30万円、国外:約40~100万円】
結婚式の余韻に浸りつつ新婚旅行を存分に楽しみましょう。国内旅行の費用相場は約20~30万円、国外旅行の場合は約40~100万円です。
〈14〉新居への引越し
【入籍前~結婚式後約1ヵ月以内/費用:約70~120万円】
「結婚新生活支援事業費補助金」がもらえれば負担は減りますが、敷金・礼金、引越し代、家具・家電代などにお金がかかります。
結婚準備に役立つアプリ、雑誌、ブログ
最後に結婚準備に役立つアプリや雑誌、ポータルサイトを紹介します。ぜひ結婚準備に役立ててください。
結婚準備に役立つアプリ
- ハナユメ:結婚式場さがしアプリ
- ウェディングニュース:結婚式の情報収集アプリ
- ゼクシィ:結婚準備アプリ
結婚準備に役立つ雑誌
- ゼクシィ
- Wedding Book
- Hotel Wedding
- 日本の結婚式
結婚準備に役立つポータルサイト
- マイナビウェディング
- Wedding Park
- みんなのウェディング
お金とタイミングは計画的に、パートナーと話し合って
結婚準備でトラブルにならないためには、パートナーと意見を出し合うことが大切です。結婚準備はとても大変なので、片方に負担が偏りすぎないように気を付けましょう。上手に役割分担をして、楽しみながら結婚準備期間を過ごしてください。
お気に入りを持つのもおすすめ
指輪や衣装選び・写真撮影など複数回あるイベントに関しては、お気に入りのサービスにまとめて依頼すると手間が省けます。
エンゲージメント・和装前撮り・挙式撮影にハネムーンフォトなど写真撮影を同じカメラマンやスタジオに任せてみましょう。そうすることで信頼関係を築くことができ、リラックスして撮影に臨めるでしょう。披露宴の写真撮影については以下のページもご覧ください。
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結婚準備は楽しみながら進めるのがコツ
今回の記事では、結婚準備について費用やもらえるお金、期間や流れまとめなどを紹介しました。
結婚準備の一連のステップを知っておけば時間やお金の配分もスムーズに考えられます。二人で役割分担をしながら、一つひとつ課題を解決していけば大丈夫。結婚式場のプランナーや写真撮影のスタッフ・カメラマンに相談しながら結婚準備を進めていきましょう。
ラヴィファクトリーは、1995年以来、新郎新婦の皆様の晴れ姿を撮り続けています。年間4万件の撮影をしている経験とノウハウからお二人のさまざまなご要望をお伺いします。
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