Shooting Report
近年よく「空気感」というワードを耳にします。
とても大切な要素で、素敵と感じる写真には必ず「空気感」があるように思います。
では、ウェディングフォトにおける空気感とは何かを考えてみました。
一見すると被写体自身が醸し出す「目に見えない何か」のように思えますが、
個人的な見解としては真逆で、撮り手のディレクションにより感情を意図して「目に見える形にしたもの」ではないかと思っています。
楽しむ場所を作り、その中で全力で遊んでもらう、こちらも二人とテンションや心の高さを同じにする感覚で撮影すると、
そこに写った写真は楽しさに溢れるその瞬間にしか撮れないであろう写真になり、
感情を表に出させず、ひたすら目の前に現れた仕草や視線、息遣いまでをも盗むように撮影すると、
見る人が何かの答えや意図を探し出すような写真になることがあります。
どちらも大切なのは、被写体である二人(または一人)にこれから撮る写真の道筋やゴールを伝えること。
撮らせてもらう、でも、撮ってもらうでもなく、
ルートを伝え一緒に歩いて目的地に向かっていく感覚。
結果、そこに写った感情や仕草が「空気感」として表現できているのではないかと思っています。
もちろんこっそり撮影することも、我慢できずに吹き出した瞬間の表情を狙ったりすることもありますが。
あくまで個人的な見解で、硬い話になってしまいましたが、
要約すると
「お客様もカメラマンも、お互いに撮りたい写真をガンガン伝えようぜ」
ってことです。
これからも、この世に素敵な写真が溢れますように。。。
Naru
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Naruhiko Asano
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