Shooting Report
はじめましてこんにちは。
昨年よりパリ店にて撮影をさせて頂いておりますRyosukeと申します。
タイトルは映画『ミッドナイトインパリ』のセリフから借りました。
今回はパリでのフォトウェディングを控えた方に
雨のパリも良いんだよ、というのをお伝えできればと思います。
雨のパリの良さを伝える手段の一つとして
パリを舞台にした映画を観ると言うことをお勧めしたいです。
いくつかの映画を熱くオススメしたい所ですが、
本題から外れてしまいそうなので今回はそれは置いといて…
パリの映画は沢山ありますが、どれを選ぶにしてもあまり深く考えて観る必要はありません。
軽?い気持ちでパリってどんなとこ?と思いながら観てみるだけで良いです。
いくつか観てみるとガイドブックやウェディング会社が見せるパリとは
違った一面を感じられると思います。
そしてそれはちょっとだけ、現実のパリに近いかも知れません。
それは様々な点で言えることですが、
今回のテーマに沿って言えば映画に描かれるパリは決して常に晴れておらず、
よく曇り、また雨が降る事も珍しくないという事です。
フランス人だってみんな太陽は好きですが、
雨だからって陰鬱な気持ちになる事もありません。
むしろ雨こそパリの一番美しい時だと思うフランス人もいます。
映画『ミッドナイトインパリ』のキーパーソンもそんな人間の1人です。
彼女は雨を受け入れ、楽しみ、その美しさを見いだしながら生きています。
日本では雨ってどうしても悪者にされがちです。
濡れればうっとおしいし、
日本でのフォトウェディングにしたって雨が降れば延期だったりというのが常でしょう。
ただ少し考え方を変えると雨はとても詩的です。
パリを舞台にしたものに限らずあらゆる創作で
雨というのは様々なシーンを象徴的に見せる役割を与えられています。
雨は二人の距離を近づけます。
雨の中の愛し合う2人というのはそれだけでドラマを感じさせます。
雨はよりロマンチックは雰囲気を2人と街に与えてくれます。
雨を感じられる人間もいるし、ただ濡れるだけの奴らもいる。
と言ったのはボブマーリー。
一生に何度と無いフォトウェディング、
晴れればそれはそれで良し!
雨だったらなら雨を嘆くよりもパリジャン・パリジェンヌになりきって
雨を感じ、楽しむ気持ちで撮影に臨んでもらえたなら嬉しいです。
一生に一度くらい雨に濡れる事を楽しむのもアリじゃないでしょうか。
その時にしか残せない素敵な瞬間を残しましょう。